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尾道ブルワリー、尾道のビール工場へガラス塗装

※以下過去ブログとなります。

尾道の古い蔵の木材へガラス塗装をしてきました。

下見の時

築100年以上経った素敵な土蔵でしたがすべてが古く、梁や柱もキクイムシにたべられた跡がたくさんありました。

漆喰も黒ずんで剥げていました。

尾道の土地柄か間口が狭く奥に長い建物で、取り壊したら今のところには新しくは建てられないとの事で柱、梁を残してリノベーションをされます。

今は居ませんでしたがシロアリの被害があまりなかったのがせめてもの感じでした。

オーナーさんがこの天井の梁を見せた工場にしたいが、食品を扱うので梁からキクイムシの食べた痕の木くず等が落ちてきてはいけないと保健所から指摘されたそうです。

そこでガラス塗料でコーティングされるのを調べられたそうです。

ガラス塗料でコーティングされたら長持ちするのはもちろんですが難燃性もあり木材が燃えにくくなります。

食品を扱う工場に使われるのにも適していると思います。

下処理の開始

今まで100年ほどかかって貯まったほこり落としから始まり

アルコールで拭き上げて脱脂と清掃

そして塗装

着色はせず、元の色が活かせるクリア塗装

しっかりコーティングされました

壁の一部

左側が仕上げ塗装後、右側が下塗りまで

剥がれかけた漆喰も落として全ての木材部分へガラス塗料で塗装しました。

ここでガラス塗装は一旦お休み。

この後、漆喰屋さんと設備屋さんが工事をされ、設備がすべて整ったら残りの建具への塗装となります。

建物もビールも出来上がりが楽しみです。