山陽木材の米田です。
とんでもない暑さが続いてバテ気味な人も多いかと思います。
最近よく耳にするのが【夏型結露】
結露と言えば冬の窓にできるもの、夏に結露って
これ、壁や屋根の中の話
国の基準は冬の事を考えて作られているので
グラスウールやセルロースのような繊維系断熱材を使う場合
冬、壁の中に湿気が入らないように
室内側に防湿シートというビニールを貼ります。
水蒸気は湿度が低い方へ移動しますので
冬は外に向けて移動
室内の水蒸気が壁の中に入らないようにビニールを貼り
壁の中で結露が起きるのを防ぎます。
夏は反対の動きになるのですが、夏の結露は少量ですぐ乾くので
考慮しなくても良い、という考えでした。
ただ、最近の暑さでエアコンで冷やされた室内との温度差が大きくなり
エアコンで室内が冷やされ外から室内側へ移動してきた水蒸気が
冬の結露防止の為のビニールシートにぶつかって結露する現象が起きています。
夏型結露対策で可変調湿シート(タイベックスマート、スカッとシート等)
を張る現場が増えています。
冬は防湿、夏は周辺の湿度が高くなると少し通すようになるという
すごいシート
このシート、夏型結露対策には有効です。
ただ、下のグラフを見て下さい。
夏の一日の屋根の中の温度・湿度の変化です。
屋根断熱240mm 左がCF+防湿層なし 右がGW+透湿可変シート
上が温度変化 下が湿度変化

湿度変化で防湿層なしだと最高で71%、
透湿可変シートある場合は99%まで高くなり
結露しないよう室内に水蒸気を通しているのだと思われます。
屋根や壁の中が高湿度の環境になるのは良いことではありません。
山陽木材では
内部結露計算をし、防湿シートを省略する事を推奨しています。
貼らないことで夏型結露を防ぐことになります。
広島市近郊では外部の面材に吉野石膏のEXボードを使うことにより
ほとんどの地域で防湿シートを省略することが出来ます。
将来の気候変動を考えて家づくりをすることが大事だと思います。
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